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まちづくり・観光
2019.05.23

女性の連帯でまちをおもしろく、星のように女性が輝く上越

上越市
上越青年会議所 星のように女性が輝く上越委員会 委員長
平原香織さん
仲間と出会い、まちづくりに
今年1月、地域の発展を目指して活動する上越青年会議所(上越JC)の中に、「星のように女性が輝く上越委員会」が設置された。市民一人ひとりが自分らしくいきいきと暮らすまちづくりを目的に、ダイバーシティ(多様性)に関する講演会を行うほか、女性に着目したワークショップなどを企画している。委員長を務める平原香織さんにその想いを伺った。

「家業を手伝うため上越に戻ってきた時、同世代の女性の友人たちは結婚や転職で市外に引っ越していた」と平原さん。家族以外の話し相手がいないことにさびしさを感じ、仲間を求めて上越JCの活動に参加したのは2017年のこと。既婚・未婚、子どもの有無に関係なく、20~40代の経営者や企業人が集まる環境は、まさに求めていたものだった。

活動2年目には、城下町高田の雁木造りの町並みをテーマにしたリノベーションまちづくりに携わった。雁木は、個人宅の庇を道路側に突き出して歩道になっている雪国独特の町並みのことである。その魅力を若者に向けて発信しようと開催した『雁木通りミュージックフェスティバル’18』では、20~40代の市民に企画段階から参加してもらい、公募で集まった50グループ以上によるライブと、20店を超えるグルメやハンドメイドなどの出店が決まった。

その中で、好きなことをまちづくりに繋げて活躍する女性にも出会った。「家事が忙しくて仕事に就けないとか、悩んだり行き詰まったりしている女性に、上越で自分らしく活動をしている女性たちを紹介して、自分も好きなことをできるかもしれない、と思ってもらえたら」。そんな気持ちが湧き、現在にも繋がっているそうだ。
女性もまちづくりの担い手に
「星のように女性が輝く上越委員会」は今年、3つの取組みを通じてまちづくりの担い手となる女性の誕生をねらっている。今はまず1つ、経営者を対象にダイバーシティ(多様性)の可能性を共有する講演会を行ったところだ。次は女性を対象に、趣味や好奇心を満たす様々なワークショップを開き、さらにそこで芽生えた動きをマーケットという形にしていくことで、活動の足掛かりにしてもらいたいそうだ。

講演会では、性別や国籍などの属性と仕事の関係について、視点を変えると可能性が広がるといった話を講師にしてもらった。特に、女性だからといって変な遠慮をしなくていいときっぱり言われた時、参加者はハッとしている様子だったという。「経営者に聞いてもらいたいと思って企画したが、職員と思われる女性の姿も見えてうれしかった」と平原さん。

来月に行うワークショップでは、リノベーションまちづくりの企画をした時のメンバーや、参加した女性たちに講師をお願いしている。仕事を持ちながら趣味でアクセサリー作りをする人や、家業の造園業を継ぎながらフラワーアレンジメントを学び、ワークショップを行う人もいるそうだ。

参加者の募集を開始してから、毎日のように申し込みがあるという。「さらに一歩進んで、マーケットの出店者になってくれたらと思う。好きなことはやりがいになるし、お店に人が集まると、市(いち)のような機能が生まれてまちがにぎわう。女性とまちがWIN-WINになる動きをどんどん進めていきたい」「素敵な活動をする人がいる上越っていいじゃん!―と自信を持つようになった」と平原さんは笑う。
女性の社会参加がまちを面白くする
女性ならではの問題について聞いてみると、町内会の集まりで「平日暇な女性に」と言われたり、「パートをやっているんだからPTAに出てくれ」と言われたりする知り合いがいると平原さんは語る。

「固定的な性別役割分担意識や賃金格差とか、責任あるポジションに就けないとか、ネガティブな課題は色々ある。見ないふりをしてしまうのはいやだから、女性が声をあげやすくなるためにも女性同士の連帯は必要」
「ダイバーシティが進む今、何ができるか。暗くなり過ぎずに問題と向き合えたら。女性が社会的活動をもっとできるようになれば、まちはきっと面白くなる」と平原さんは力強く語った。

いよいよ上越のまちは輝いていきそうだ。まずは自分の好きなことややりたいことを、伝えてみるところから始めてはみませんか。
星のように女性が輝く上越委員会

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