にいがたNPO情報ネット
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Last update:2009.02.13

地域活動体験プログラム 総括フォーラム「地域の教育力」開催

 1月31日新潟ユニゾンプラザにて、『地域活動体験プログラム 総括フォーラム「地域の教育力」』が新潟県NPO・地域づくり支援センター主催で開催された。会場には、教員、地域教育コーディネーター、NPOなど約120人が詰めかけた。

 はじめに、「地域活動体験プログラムの足あと」と題し、2年間の地域活動体験プログラムの仕組みや、今までの学校とNPOとのコーディネート例を紹介が行われた。

 次に、地域と一緒に教育に取り組んでいる3人から事例発表が行われた。上越市立大手町小学校の栗岡秀明氏からは、地域の人材活用という視点で、大手町小学校が取り組む「大手ゆめ空間」の取り組みが紹介された。「大手ゆめ空間」では、“たのむでね型(学校が地域の方々にお手伝いを求める)“やらしてくんない型”(地域の人が学校でやりたいプロジェクトを持ち込む)“この指とまれ型”(学校と地域どちらでもアイディアをだし人材を求める)の3つのスタイルをとっている。「できることを、できる人が、できるときに!」を合言葉に学校ボランティアの運営をしているとの発表があった。

 新潟市立越前小学校 地域教育コーディネーターの山下利諭己氏からは、地域の文化を掘り起こし、全校生徒と地域の人々で取り組んだ塩づくり、味噌づくりについて発表があった。途切れてしまっていた塩、味噌づくりをきっかけにして、地域の人の知恵、経験を掘り起こすことで子供たちの学びの場は地域全体に広がっていく可能性を語った。

 NPO法人加治川ネット21永野脩氏からは、新発田市、聖篭町の小学校と一緒に環境学習発表会の開催、蛍の観察会の様子などにふれ、地元の環境を大切にする心を育てていきたいと語った。また、中学校教員という立場でもあることから、NPOと学校の片思いの現状や、両者を結ぶコーディネーターの必要性について触れた。

 プログラム中盤には、12グループに分かれて「学校と地域の連携でやっていること、やりたいこと」をテーマにワークショップを行った。教員、コーディネーター、NPOがそれぞれの立場で忌憚ない意見を出し合い、双方の現状を理解し、連携による可能性について夢を語った。最後に、グループごとにもっとも関心の高いトピックスを抽出し、全体発表を行った。「学校と地域のニーズをつなげる場を増やしていくべき」、「個々の体験に終始せず、生きる力をはぐくむストーリーを作るのが大事」、「学校も地域も住んでいる場所に関心と誇りを持つことが大切」、「小中学生も社会の一員として地域に出ていけるようにしたい」など多くの意見が出された。

 最後に、事例発表者に新潟市教育委員会 地域と学校ふれあい推進課の遠藤氏が加わりパネルディスカッションを行った。学校と地域での取り組みのキーワードとして栗岡氏は「気軽に、無理をせず、やりたいことをやる」を上げ、「義務感ではなくお互いが持ちつ持たれつの関係を築くことが重要、まずはお互いを受け入れることから始まり、すぐには難しくてもお互いの要望を提示しあうことが連携につながっていく」と語った。「地域からみると、学校は閉鎖的に見えるかもしれないが、地域の学校や教育委員会の門をたたいてほしい」と遠藤氏。「人ありき、ストーリーありきで地域全体で子供たちを育てていきたい」とコーディネーターの和田氏は語った。また参加者から「今地域には子どもが育つ場がない。地域と学校で役割分担をして、子供をはぐくむ場をつくらなければならない」、「学校には指導力のある先生方が沢山いる。そのような先生方の指導力を是非地域に還元してほしい」などの発言もあり、双方向でプログラムを盛り上げた。




(2009/2/7 にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp 


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