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『太鼓熱よ、妙高に広がれ!三世代で紡ぐ景虎太鼓』 景虎太鼓 代表 岩澤惇子 さん

『太鼓熱よ、妙高に広がれ!三世代で紡ぐ景虎太鼓』 景虎太鼓 代表 岩澤惇子 さん  平成10年に結成され、今年20周年目を迎える「景虎太鼓」。妙高市を中心に太鼓の演奏活動をしている景虎太鼓代表の岩澤惇子さんにお話を伺った。

 活動を始めたきっかけは、岩澤さんが平丸小学校に赴任したことだった。当時、学校全体で10人以下しかいなかったのだが、それでも市音楽発表会に出演することや、ずっと太鼓をやりたかったという想いから実現することにしたという。当時担任した三人の女子児童に「平丸大好き」という詩を書いてもらい、それを平丸小寸分道(すぶんどう)分校を地方の活動拠点とされ音楽活動をされておられるティンパニー奏者の山口浩一先生に作曲をしてもらった。

 そして、平成8年に和太鼓のための春夏秋冬「平丸の四季」という和太鼓曲が出来上がり、市の音楽発表会で子どもたち・職員が演奏を行ったところ、とても大きな反響があった。太鼓演奏が珍しいということもあり、市内に「太鼓熱」が巻き起こったという。その2年後の平成10年、市の生涯学習課が動き、山口先生の協力のもと、鮫ヶ尾城の武将景虎をイメージした「景虎太鼓」が誕生した。

 結成当初は大人中心でスタートしたが、次第に子どもの参加が多くなった。「景虎太鼓」、「平丸太鼓」、「妙高太鼓」と地域の3団体が5年間協力しあい活動を行ったり、外部から講師を呼んで練習したり、合同で合宿を行ったりして年1回の発表会を欠かさず実施してきた。

 現在は親子での参加が多く、幼児から大人まで、総勢25名ほどで活動を行っている。毎週月曜日の夜に市内旧小学校の体育館で練習を行い、地域のお祭りや施設などで演奏をしているそうだ。そして、毎年12月に開催される「景虎太鼓発表会」は今年20周年目を迎える。

 また、今では「景虎太鼓」で定着している太鼓とブラスとダンスのコラボは、15周年の時にスタートした。当初より太鼓の発表会時に岩澤さんの仲間が一緒に踊っていたそうだが、これも15周年の時に正式な形でのコラボすることになったという。太鼓の音とブラスのリズムが重なると自然と子どもたちは踊り出す。その様子を見ていると、活動をやめられないと岩澤さんは語る。

 予算が少ない中、活動は参加費や助成金等を活用して行っている。「太鼓などの備品については、市や地区のものを活用したり、助成金等を申請して購入したりしています。自分で購入した太鼓もあるんですよ。メンバーが増えると、古タイヤを活用して練習用の太鼓にしていて、太鼓台は知り合いの大工さんに頼み作成してもらっているんです。」

 これまで活動を順調に継続してきたけれども、最近ある問題が発生している。

 「毎週練習で使用している旧小学校の体育館から移動しなければならず、困っています。今年20周年を盛大に行う予定なのですが。平丸小学校に行けば練習は可能だけど、山場だし、遠いんですよ。」防音対策は行っているものの、太鼓の音が問題となり、この20年の間に何度も練習場所が変わっているそうだ。

 「今後については、まずは練習場所を確保すること、そして、現状維持してこの景虎太鼓の活動を存続させていきたいです。後継者にバトンタッチできるような道筋をたてて、景虎太鼓を次の世代に繋いでいきたいです。」

 活動を始めてから20年を経て、いまでは娘さんとお孫さんも一緒に太鼓をしているという。岩澤さんは、今は教員を退職され、「景虎太鼓」をはじめ、地域の活動の役員や保護司、畑仕事やお孫さんの世話と毎日忙しく過ごしている。景虎太鼓の存続を願い、活動を継続している岩澤さん。妙高を訪れた時は「景虎太鼓」の演奏を生で感じてみてはどうだろうか。

(2017/08/31 にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp

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