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『ロケ飯&ロケおもてなし「日本一」を目指す!ミーハーお断りの趣味のロケ誘致』 「十日町市ロケ応援団」代表 樋熊秀行さん

『ロケ飯&ロケおもてなし「日本一」を目指す!ミーハーお断りの趣味のロケ誘致』 「十日町市ロケ応援団」代表 樋熊秀行さん  「コアメンバーは現在20人くらいいるが、こちらから募集をかけたのではなく、みんな一緒にやりたい!と声をかけてくれた人たちばかり。うちの入会基準はミーハーお断り!」と微笑みながら語る、十日町市ロケ応援団の代表の樋熊秀行さんにお話を伺った。

 十日町市ロケ応援団は、ロケ誘致を行う団体としては全国でも珍しい民間のボランティアで運営を行っており、メンバーの職業も様々。入会基準は「ミーハーお断り!」となっているが、メンバーはとても映画が好きで、知識をたくさん持っている人たちばかりだ。
 また、入会時には「ボランティア団体ではなく、趣味の会ですよ。」と説明している。ボランティア団体という位置付けで活動をしていると、「行政が〇〇をやってくれない。」とか、「こんなに頑張っているのに」と不満が出るが、趣味という位置づけだから、自分の中での優先順位が高く、当初と変わらない強い想いで十日町のことを考え、おもてなしの心でお迎えする活動を続けられているそうだ。

 応援団が設立されたきっかけは、2010年に行政の主導で『十日町市を有名にし隊! 「ごったく」』という団体ができたことが始まりだった。ごったくは、十日町市を食べ物で有名にする飲食部門と、ロケを誘致して有名にするロケ部門の2つの部門で構成されていた。Uターンして家業の衣料品店を継ぎ、町の活動や行事などに参加し始めていた樋熊さんが、たまたまロケ部門のリーダーになった。

 「始めても3年はなにも来ないよ」とロケ誘致を専門としているアドバイザーの方に言われていたが、活動を始めて1年も経たない、2011年の2月には沖縄国際映画祭上映作品の『雪の中の白うさぎ』のロケ地として選ばれた。少人数で右も左もわからない中で、ロケが行われ、同じ年に『夜明けの街で』、2011年『SPEC〜天〜』、2012年『図書館戦争』など、次々にロケ地として選ばれ、様々な作品に協力していった。

 そんな活動を続けている2013年に発展的解消という形で、ごったくが解散。行政が活動から抜けた。その時に飲食部門は無くなったが、ロケ部門は残ることになり『十日町市ロケ応援団』となった。その後も行政関係組織に事務局があったが、自由に活動ができないという理由で、2013年2月頃に民間団体として完全に独立し、そこから活動内容が大きく変化していった。

 通常、行政が行っているフィルムコミッションなどは窓口が1人。「うちの応援団はコアメンバーが20人いるので、誰が窓口になってもいい。1人が窓口だと異動になった際に、せっかく繋がった人とのパイプがなくなってしまう。けれども、20人いれば強いですよね。」と、民間団体として動く利点を語ってくれた。現在では、ロケスタッフと繋がりができているため、「こんなところないかな?」と直接依頼の電話が来るほど、信頼関係を築けている。

 応援団では、「―銃町を有名にすること」、「▲蹈渦饉劼筌侫.鵑諒に十日町に来てもらいお金を落としてもらうこと」、「1撚茲来る町っていいよね。と十日町市民に楽しんでもらうこと」の3つを目的に活動している。その目的を達成するために、ロケに来た方々に十日町の食材をふんだんに盛り込んだ食べ物を提供して『ロケ飯日本一!』、十日町でロケをして良かったと感動をしていただく『ロケおもてなし日本一!』を目指している。

 例えば、ロケ飯でいうと、ごったくの飲食部門で一緒だった地元企業の協力を得て、地元野菜を使ったサラダバーを行ってみたり、撮影現場に蕎麦屋やラーメン屋を連れてきて出来たてを提供したり、どこも行っていないようなメニューを提供している。また図書館戦争の撮影時には、雪の壁に大きなエンブレムを彫り、監督やキャストの方に喜んでもらうなど、様々なおもてなしにも力を注いでいる。

 ロケがない時もロケを楽しむため、メンバーから「情報館(図書館戦争ロケ地)でコスプレしたら楽しいんじゃない?」という声があがり、昨年は制作サイドの許可をとって制服や小物を借りて、『図書館戦争ロケ地解放イベント』を開催した。平日開催にも関わらず多くの方が訪れ、1回目の参加者は99%が市外の方だった。2回目には150人定員に200人が3分間で申し込みをするという異例の事態が起こった。

 通常、制作とロケ地という構図が多い中、応援団では、制作とロケ地とファンの三角形の構図をつくって、うまく繋げる活動を生み出している。「メンバーがファンの気持ちをもっていて、十日町を良くしたいという気持ちもある。ロケをきっかけにして、各々が好きなことをして楽しんでいきたい。」と樋熊さんは語る。

 次はどのようなロケに携わり、どんな楽しい活動を起こすのか。今後の十日町市ロケ応援団の活動がとても楽しみだ。

・十日町市ロケ応援団 HP http://www.10city-loca.com/
Facebook  https://ja-jp.facebook.com/tokamachiloca
(2017/05/25 にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp

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