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 地方分権の動きが加速する中で、合併の是非をはじめとして、それぞれの地域のありようが問われ始めています。しかし、少子高齢化・財政難など多くの問題を抱えながらも、「持続可能な地域社会を築くこと」が全国共通の課題であることは間違いありません。そしてNPOとして活動をする私たちも、究極的には持続可能な地域社会の創造を目指しているはずです。

 これまでのNPO全国フォーラムはすべて大都市で開催されてきました。しかし都市の大きさと人口の多さゆえ、NPOと地域の関係が見て取れない、NPOの地域社会への影響の度合いが計れないという印象がありました。そこで、「地域におけるNPOの役割や影響を体感してもらえるようなフォーラムを開催したい」と、前回の北海道会議終了後、新潟県上越市に本大会を誘致するはこびとなりました。

 開催地である上越市は全国最多の14市町村の合併が行われ、人口が21万人という地方の小都市です。他の地域と同様、将来に向けた地域づくりが模索される中で、NPOへの関心が高まり、市内のNPO法人数は46を数えるなど一定の存在感を示し始めています。また昨年は各地で災害が起こりましたが、ここ新潟でも7.13水害や中越大震災など未曾有の災害に見舞われ、これまでのNPO活動や地域のしくみ以外にも、多様なセクターの関わりにおける「地域の力」が必要とされていることを実感しました。

 上越地域では、従来からNP Oと地域メディアとの関係において比較的恵まれた環境にあり、NPOが行政や企業と並んで地域の中で信頼を得ているものの、全国的にはNPOに対する信頼がまだ確率されているとは言えず、協働の推進や対等な関係の樹立をはばむ場面もあると聞いています。

 そこで今回のフォーラムでは、改めて「地域」に重点をおき、NPOの存在意義やその役割を検証する機会にすると共に、NPOと市民、行政、企業、地域団体、メディアなどとの「連携」「協働」「信頼」について再考し、議論を深めていきたいと思います。 開催にあたり、参加者の皆様には交通アクセスや宿泊施設・会議施設などの面でご不便をかけることと思いますが、是非、「NPO全国フォーラム2005北陸信越会議」に足を運んでいただき、テーマである「地域の力」の一端を全身で感じていただければと思っております。

 暑い夏、上越で熱い議論を重ねませんか。みなさまのご参加を心よりお待ちしています。


NPO全国フォーラム2005北陸信越会議 実行委員会 委員長
(特定非営利活動法人 くびき野NPOサポートセンター 理事長)
大 島  誠


 

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